自彊館裁判・勝利和解成立のご報告
僕も数回傍聴や抗議のチラシ蒔き手伝った裁判闘争が、勝利和解しました。
来年の2月下旬には、勝利集会も予定されているそうですよ。
ユニオンぼちぼちより 自彊館裁判・勝利和解成立のご報告
(☆メールの転送・転載、大歓迎☆)----------
みなさまへ性同一性障害の差別への謝罪と不当な雇い止めの撤回を求める、
自彊館裁判の取り組みを支援していただき、本当にありがとうござ
います。
先日12月18日、大阪地方裁判所にて、被告である社会福祉法
人大阪自彊館に対し、在職中の職場での不適切な言動を認めさせ、
今後、性同一性障害に対する理解を深める取り組みを行うことを約
束させ、この裁判は、裁判原告Kさんの勝利和解が成立しました。
裁判の和解は、裁判に踏み切る前も、裁判中の書面でも、性同一
性障害の無理解や、セクハラの事実を認めてこなかった自彊館の姿
勢を大きく覆す内容となりました。今回の裁判闘争では、雇い止め
の撤回はかないませんでしたが、これらセクシャルマイノリティに
対する職場での配慮を欠き、不遇な思いをさせてきたことを認めさ
せたのは、みなさまとともに粘り強く闘ったからこその成果です。大阪自彊館に雇用され、大阪市野宿生活者巡回相談員として1年
半にわたり働いてきたKさんは、昨年3月の雇い止め通告より、団
体交渉で不当な雇い止めを追及してきましたが、自彊館は雇い止め
を撤回せず、性同一性障害のKさんを職場で差別してきたことも認
めませんでした。
「泣き寝入りはしたくない!」と、Kさんが昨年10月に裁判に
踏み切った後も、裁判傍聴やカンパなど、みなさまの注目と支援に
も支えら、1年以上にわたり、みなさまともに、裁判闘争を取り組
むことができました。勝利和解となった12月18日、裁判原告K
さんの笑顔はとても印象的でした。ユニオンぼちぼちも、Kさんと出会えたことをきっかけに、セク
シャルマイノリティ当事者の多くが、就労の問題を抱えている事実
を認識することができました。また、この裁判の取り組みの中で、
当事者を始め、多くの支援者の輪が広がり、問題を社会化すること
もできました。
裁判闘争は勝利和解で終えることができましたが、この取り組み
の中で、労働運動に新たな課題を投げかけられたと思っています。
また、Kさんを支える中で培われた支援の輪や、セクシャルマイノ
リティ当事者・支援者とのつながりを、今後の運動に生かしていけ
ればと思っています。自彊館裁判の取り組みを支援していただき、本当にありがとうご
ざいます。みなさまのお力添えにより、勝利和解まで辿りつくこと
ができました。年明けとなりますが、後日、みなさまの前で、裁判
の経過など、詳細をご報告させていただきたいと思っています。
年の瀬が迫る中、あわただしい毎日を送っておられるかと存じま
す。みなさまにも、良いお年が訪れることをお祈りし、ひとまず、
勝利和解の速報とさせていただきます。2007年12月20日
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http://blog.kansai.com/unionbotiboti
★ユニオンぼちぼち立命館分会のこと
http://blog.goo.ne.jp/rbotiunion
本日12月1日(土)の『京都新聞』朝刊に、私たち〈ユニオンぼちぼち立命館分会〉の紹介記事が掲載されています。
以下、昨日11月30日(金)付でWEB配信されているページへのリンクです。ご覧ください。
■学内で働く学生が労組結成 立命館大 労働条件改善向け
(Kyoto Shimbun 2007年11月30日(金))
⇒http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007113000211&genre=O1&area=K10