労研饅頭のこと


本日の朝日新聞夕刊の連載コラム「ニッポン 人脈記」によれば、「労働理想主義」を実践した倉敷紡績社長・大原孫三郎の依頼により、医学博士・暉峻義等(てるおか・ぎとう)が倉敷紡績工場内に「労働科学研究所」を設け、1929年、「子どもと女性の深夜労働を禁止する工場法の改正」につながる研究をしたほかに、女工のために「疲労回復に必要な栄養も研究」し「安くて栄養価の高い中国の饅頭を日本人向けに改良した」労研饅頭のことが紹介されています。
この「労研饅頭」は、現在は僕の故郷・松山市の「たけうち」で製造販売されています。
僕はほんのり甘いこの蒸しパンがことのほか好きで、帰省すると必ず自分のために20個は買って大阪に持ち帰り食します。

詳しい事情は、「たけうち」のWebサイトで。→ http://home.e-catv.ne.jp/takeuchi/sub1.htm
(通販でも、購入できるそうです。)
因みに、朝日新聞の夕刊の連載コラムによると、永六輔さんも好物にあげているそうです。
暉峻義等の次男で農業経済学者・衆三さんの妻が、暉峻淑子さんです。

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