スリーセブンを踏んだ。それから真崎守の漫画のこと。

カウンターの100777を践んだあ〜。まあ、それだけのことなんですけど。いちおう記念に。
現在の僕は、パチンコや麻雀の類はまったくしないのですが、学生の20歳代の頃にセミプロ級の友人に指南を受けて一度だけパチンコをしたことがありますね(因みに関西では、の第二音節にアクセントを付けるようですが、なんか僕には違和感あり。「パチンコ」の釘は「喉=ノド」につっかえるような感じかな?)。
当時は玉送りの自動式が出始めた頃でしたが、手動式レバーで挑戦しました(今のようなコンピュータ制御もなかった時代のお話です)。
麻雀も学生の頃には徹マンも経験しましたが、役も手筋も学ばない振り込み麻雀ばかりで上達しなかったので、すぐに興味をなくしました。
どうも賭け事の類の博才はないようだし、もともと勝ちたいとう執念とか闘争心が弱いのですね(それでも、映画の『麻雀放浪記』は愉しめましたよ)。
そこで憶い出したのですが、真崎守の短編漫画集『はみだし野郎の子守唄』(虫プロ商事・発行)の中に、「四角い荒野」というのがあります。
その漫画は機動隊に追われたヘルメット姿の学生が、とある民家に逃げ込んだところ、三人のはみだし野郎(女性も一人)が麻雀をしている場面に出くわし、一人が打ち終わって帰りメンツが足りないので、匿って貰う代わりにその学生がメンツに入るというのが導入です。
それで麻雀が行われるのですが、くだんの学生は毎回「平和(ピンフ)」一本で応戦するという中盤の展開……その理由と最後のオチは読んでからのお楽しみ。
この「ピンフ」という役は「断ヤオ九(タンヤオチュー)」と同じく麻雀の基本中の基本で、麻雀初心者が最初に覚える「平上がり」の手なのですが……「役満」を仕込んでいるメンツに、早々と「平上がり」で上がる初心者はたいてい上級者から怒られますね(苦笑)。

★「四角い荒野」は、現在は『はみだし野郎の伝説』に収録されています。