共謀罪に反対しよう!

「これは,犯罪の国際化及び組織化並びに情報処理の高度化に対処するための刑法等の一部を改正する法律案により新設されることとなる組織的な犯罪の共謀罪に関するものです。」という名目で今国会で可決しようとしている法案ですが、大いに拡大解釈される可能性のある<危ない法案>です。
橋口昌治さんが作成した次のサイトが「共謀罪」を考える上で資料が充実しています。http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/2004/0426hs.htm
以下、孫引きです。
渋谷望 2003 『魂の労働 ネオリベラリズムの権力論』、青土社
 「二〇〇三年現在、組織犯罪対策の一環として国会で審議されようとしている「共謀罪」法案は、このような<対抗的公共圏の犯罪化>をさらに推し進めることになろう。「共謀罪」とは何らかの「犯行」を実行する前に会議−「謀議」−をしたことだけをもって犯罪とみなす法案である。(…)もちろん何をもって「犯罪」とみなすかということも恣意的で曖昧であり、問題含みである。(…)<対話>の可能性は前もって完全に封殺される。」