トークイベント

先ほど、ひさかたぶりに社会倫理学者の稲葉振一郎さんのブログをみる。
この間、東京で稲葉振一郎さんと立岩真也さんが書店でのトークイベントシリーズをNHK出版の本造りのためにやっているのは知っていたが、関西在住の身としては参加が叶わない。ところが、11/28日付の稲葉さんのブログでは、下記のようなエントリーがあり僕は稲葉さんのブログのコメント欄にカキコした。

「……私としてはとにかくネタをだしまくることに精一杯で、進行など考える余裕がまったくなかったのだが、終了後の酒席では立岩さんや聴衆の方から「1時間半回ったところからエンジンがあったまってきたのか面白くなってきた」とのご意見が出たので、では次回は途中休憩ありしゃべる側も聞く側もご飯食べながらでよしで5時間くらいではどうか、とのプランが浮上。それで構わんという書店やイベントスペースの方おられますか。ご連絡ください。」(稲葉さんの発言より
http://d.hatena.ne.jp/shinichiroinaba/20051128

こういうイベントを、ぜひ関西でもやって欲しいですね! 立岩さんは京都住まいだから、稲葉さんが観光がてら関西に来られると有り難いのですが……?黒猫房主のコメント

そこで関西で長時間できるイベントスペースを、どなたかご存知ないですか? リアル「シャノワール・カフェ」が存在すれば、そこでするのだが……残念!
さて、東京の書店で行われた2回の対談がどのような内容かは知らないが、稲葉さんの「資本」論―取引する身体/取引される身体 (ちくま新書)資本論」――取引する身体/取引される身体』ちくま新書)と立岩さんの『私的所有論私的所有論勁草書房)や自由の平等―簡単で別な姿の世界自由の平等―簡単で別な姿の世界』岩波書店)との対比が論点の中心になったものと予想している。

僕は立岩派だが、稲葉さんの論点にも関心があるというか、『経済学という教養経済学という教養』(東洋経済新報社やWebサイトでの稲葉さんの論考には喚起されてきた。そこで立岩さんの「停滞する資本主義ために――の準備」(『越境する知』東大出版会)に対する、稲葉さんの批判と立岩さんの応答に期待している。
その批判はすでに『「資本論」――取引する身体/取引される身体』されているのかもしれないが、僕は買ったもののツンドクでまだ読めていない。

★kawakitaさんによる対談の報告が、こちらで読めます。http://d.hatena.ne.jp/kwkt/20051127
上山和樹さんからTBと、さっそく会場の提案を頂戴した。http://d.hatena.ne.jp/ueyamakzk/20051207