ベーシックインカムの可能性とその限界?


「障害学会第4回大会」でのシンポジュウムが、去る16日に行われました。僕も出席しようと思っていたのですが、残暑の夏バテらしく寝過ごして京都まで(立命館は遠い〜)辿り着けませんでした(嗚呼〜)。
しかしながら、下記のサイトでそれぞれのシンポジストの報告原稿が読めますので、ご覧ください。
山森 亮さんの『ベーシックインカム』がミネルヴァ書房から出ると、雑誌「現代思想」06年12月号<自立を強いられる社会」の同氏の論考脚注で紹介されていたが、まだ出ませんねぇ。

http://www.arsvi.com/ds/jsds2007.htm
■「障害と分配的正義――ベーシックインカムは答になるか?」(仮題)cf.ベーシック・インカム

◆山森 亮(同志社大学) 「「生きていることは労働だ」――運動の中のベーシック・インカムと「青い芝」」
◆岡部 耕典(早稲田大学) 「「すべての人に対する基礎年金」としてのベーシックインカム
◆野崎 泰伸(大阪府立大学OD) 「価値判断と政策――倫理と経済のダイアローグ」
 cf.「生活保護ベーシック・インカム
◆三澤 了(DPI日本会議) 「障害者の地域生活と所得保障のあり方」
 +◆立岩 真也(立命館大学) 「ベーシックインカムは答になるか?」

あとベーシックインカムに言及したブログを、オマケで紹介です。
sugitasyunsukeさんの http://d.hatena.ne.jp/sugitasyunsuke/20070910
mojimojiさんの http://d.hatena.ne.jp/mojimoji/20070908/p1


■メモ
『自由と保障―ベーシック・インカム論争』(トニー・フィッツパトリック/勁草書房)は図書館で借りて読みましたが、整理には便利だと思いました。野崎さんが「フリータズフリー」01号掲載(人文書院)で批判している(その論考「生活保護ベーシック・インカム 」は、http://www.arsvi.com/2000/0706ny2.htmで読めます)小沢修司さんの最新の論考は、人文書院のWebサイトで連載中です(更新がめちゃくちゃ遅いですが)。→http://www.jimbunshoin.co.jp/rmj/BIm.htm

自由と保障―ベーシック・インカム論争

自由と保障―ベーシック・インカム論争

福祉社会と社会保障改革―ベーシック・インカム構想の新地平

福祉社会と社会保障改革―ベーシック・インカム構想の新地平