アキノイサムさんの個展案内

天音堂ギャラリーの山口平明さんよりのご案内を転載します。
日本画家のようなヤクザな商売はしたくないと思っていた」というのが、いいですね。
★天音堂ギャラリー 06-6543-0135

今回は元祖ヒッピーといわれるアキノイサムさんの個展の案内です。
秋野不矩(ふく)画伯の次男です。70歳というのに若いイサムさんです。

4/3(月)〜4/15開催の
【アキノイサム 作品展2006〜幻想のリアリティー
の作家について、ほんの少し紹介めいたものを著作から書き抜いておきます。

○両親が絵描きで、絵描きにだけはなりたくなかった。日本画家のようなヤクザな商売はしたくないと思っていた。

○ネパールに行ったとき、ラマ教の絵を見て、それまで美術というのは自分の個性とか純粋な美とかを表現するのが芸術だと思っていた。しかし、その宗教画を見たら大きなショックを受けて、絵は大宇宙とか、大自然や人間を表現するものだという認識に変わった。

○近代美術が自我の表現やその解放を目的にしていたが、古代の絵は、自然観、宇宙観、世界観を伝えるものとして存在している。

○なぜ絵を描くか。絵という色と形、そして線、リズム、それらを通して、自分の経歴と自尊心を、描く行為のなかでつぶしていく、そこに現れてくるいろいろなものは何だろう。それは、僕が描いているとは思わない。

○僕が描いているわけではなく、何かがあって、僕はその媒体に過ぎない。
===========================================================
1935年、京都市生れ。東京芸術大学彫刻科中退。インド、ネパールに6年、ヨーロッパ、メキシコを経てカナダに7年滞在。沖縄の島では長く漁師をしていた。広島県福山市に居を移し、最近、兵庫県赤穂郡上郡町に居住している。
===========================================================

◆2006年4月3日(月)〜4月15日(土) 1〜6pm ※木曜のみ定休
【アキノイサム作品展2006】特別展 作家全期間在廊
岩彩画・シルク版画・絵巻・ローケツ染
★★★ライブ! 4月9日(日)午後2時 charge2000円
超博(うた・ギター) 幻蝶(舞踏)
※予約お願いします。
◇「若松」で同時開催、4/4〜4/16、3-11pm 心斎橋日航ホテル裏

超博さんのライブのスケジュール(歌うキネマ『砂の器』関西公演 ほか)は、こちらでもご覧いただけます。
http://www.fanto.org/schedule.htm