Web書店の隆盛

今日届いた、業界紙新文化」2621号に草思社の年間売上ランキングが掲載されている。それを見ると、
1位(前年4位)セブンアンドワイ
2位(前年1位)ブックサービス
3位(前年2位)紀伊國屋書店新宿本店
4位(前年14位)楽天ブックス
5位(前年6位)紀伊國屋書店梅田本
6位(前年5位)ジュンク堂書店池袋店
7位(前年7位)紀伊國屋書店新宿南店
8位(前年3位)八重洲BC
9位(前年8位)三省堂書店神田本店
10位(  新店)丸善丸の内本店
とあり、ここに掲載されていないアマゾン”隠れ1位”とのこと。
今回の草思社のデータでは子育て向けの新刊売上が大きく貢献しているので、主婦層向けの利用が多いとされているセブンアンドワイ楽天ブックスが大きく売上を伸ばしているのは、これに関係があるようだとのコメントあり(太字がWeb書店)。
アマゾンに関しては「全文検索」やアマゾン米国の「ページ切り売り」が話題になっているが、早晩日本でも本のページ切り売りが始まるだろう。そうするとすでに電子本やケータイ本の登場はあるにしても、「本」というパッケージ自体が揺らいでゆく。もちろん全ての本がそうなるわけでないことは確かだが……。そうなれば「再販制」の問題など、どこかに吹っ飛んでしまう。
専門書や研究書をTXTデータで購入すると検索が便利。しかしそのことによる、文脈重視のアナログな読み方や読解力に弊害が出そうな気がする。

http://hotwired.goo.ne.jp/news/20051104105.html より
米アマゾン・コム社は、書籍をページ単位、章単位で販売するサービス『アマゾン・ページズ』を発表した。本を買わなくても、全文検索を実行して必要な部分だけインターネット上で読めるようにする。

★追加記述★ちょこちょこ脱字・誤字・誤記や表現の微調整をしております(毎度のことですが、苦笑)。