「新文化」のWebサイト記事より

カルチュア・コンビニエンス・クラブは、販売促進のために各ジャンルの売上げ上位出版社と「TSUTAYA BOOK CLUB」(TBC)を結成する。http://www.shinbunka.co.jp/news/2005/05-11-04-news.htm

注目すべきは、「出版社説明会では責任販売・部分買切に基づく低正味の要請も出たというが、来年1月の発足時にはまず、販売促進のための勉強会を出版社と開くことを第一段階と考えているようだ」という点だ。
公取委事務総長、新聞業や教科書業、オープン懸賞など5つの特殊指定について、廃止も含めた見直しを明言。(「文化通信」メルマガより)
全文はこちら→http://www.jftc.go.jp/teirei/0511.pdf
★新聞の特殊指定見直し表明に関する新聞協会の声明
全文はこちら→http://www.pressnet.or.jp/
★葉っぱ64さんの「再販制」批判→http://d.hatena.ne.jp/kuriyamakouji/20051104

「新自由主義」批判

出版物の「再販制」問題は、撤廃されても相対的には消費者被害の少ない問題ですが、この間の「規制撤廃」「既得権批判」というのは、新自由主義という「市場万能主義」の潮流によって合唱されているのであって、「存在の保証」として保護されるべき人々への攻撃になっている点を見落としてはならないと思います。
障害者自立支援法」然り、「共謀罪」然り、です。「障害者自立支援法」は名前だけ見ると「障碍者」の自立を保証しているように思えるかも知れませんが、まったくの悪法です。これは「自助努力」が「善」であるという前提(「働かない/働けない者は、存在価値がない」とする発想)の、まさにリバタリアンしか生き残れない社会の肯定になっています。「障害者自立支援法」批判サイトはこちらです。→http://www.32project.com/index.html
そして「共謀罪」は、表現の自由そのものが破壊される悪法です。この点に関しては、橋口昌治さんが作成した次のサイトが「共謀罪」を考える上で資料が充実しています。→http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/2004/0426hs.htm