急要請


転載します。

緊急要請
普通選挙を否定し、入院患者からをも住民票を強奪、暴走する関市政に抗議の声を! 4.6緊急抗議行動に結集を!

去る3月29日、大阪市釜ヶ崎解放会館や「ふるさとの家」、NPO釜ヶ崎支援機構の事務所に住民登録する2088人の住民票強制削除を強行しました。今回の強制削除の対象となったのは日本各地の建設現場を転々とせざるをえない、日々雇われ、日々失業(あぶれる)する不安定な就労形態を強いられる日雇労働者であり、不況と高齢化の中で野宿を強いられる人々です。そして住民票を削除された2088人の中には現在入院中の131人も含まれています。


大阪市選挙管理委員会は私たちとの交渉の席で「野宿者は選挙権を行使できない」と公然と言い放ちました。住民票の強制削除により今回の統一地方選挙を前に2088人もの人々が選挙権を失う、そのような事態になるのにも関わらず、大阪市は何の対策も行おうとせず、「野宿者に選挙権はない」と居直るような態度しか示していません。


大阪市の発言によって、はっきりした事は、不安定な就労形態を強いられ、安定した住居を持つことが出来ない、アパートを維持するだけの収入を確保する事が出来ない、入院しながら医療扶助を受けていてどこにも住民票を置く場所を持たないそういった2088人もの人々は参政権すら奪われてしまうという事です。


このような事態のもとで行なわれる大阪市議会・府議会選挙はもはや普通選挙とは呼べません。2088人もの貧困層参政権を剥奪する、これは為政者が「自由」に選挙民を選択する、一定の収入がある人々しか参政権を得られない、戦前の制限選挙に逆戻りしたと言っても過言ではないと思います。


今回の住民票強制削除は決して日雇労働者・野宿労働者2088人だけの問題ではないはずです。安定した仕事や住居を持たない人々の参政権が奪われるという事態がまかり通れば、インターネットカフェに寝泊りしながら仕事に通わざるを得ないフリーター、10日や1ヶ月足らずで寮を転々とせざるを得ない派遣労働者参政権はどうなるのでしょうか。次に権利を奪われるのはそういった全労働人口の3割を占めるといわれる不安定就労層ではないでしょうか。


生活保護受給者への様々な減免措置の廃止、野宿者の強制排除、そして住民票の強制削除、貧困者の生きるための条件・権利を次々と剥奪し、憲法で保障された参政権・民主主義の根幹たる普通選挙をも否定する関・大阪市政にぜひとも抗議の声を。


緊急抗議行動
4月6日(金)16:30〜淀屋橋で情宣 17:30〜市役所前で抗議集会
多くの方の参加を呼びかけます。


呼びかけ 
 釜ヶ崎解放会館 
 大阪市西成区萩之茶屋2-5-23 TEL 06-6631-7460 FAX 06-6631-7490

 失業と野宿を考える実行委員会(失野実)
 大阪市西成区太子2−1−2 釜ヶ崎医療連絡会議内 TEL&FAX 06-6647-8278