骨太な新書をお届け

岩波新書がリニュアールして、4月から刊行されるそうだ。
elieliさんのブログより転載させていただく。

新赤版が1,000点突破!デザインを改め、話題の新書、
骨太な新書をお届け。
(略)

<第1回配本ラインナップ>(4月20日刊行予定)

「世界共和国へー資本=ネーション=国家を超えて」柄谷行人
憲法とは何か」長谷部恭男
「日本宗教史」末木文美士
社会学入門ー人間と社会の未来」見田宗介
「西洋哲学史 古代から中世へ」熊野純彦
「季語集」坪内稔典
「ことば遊びの楽しみ」阿刀田高
「渡る世間の冠婚葬祭」斉藤美奈子
スローライフー緩急自在のすすめ」筑紫哲也
「世界の音を訪ねるー音の錬金術師の旅日記」久保田真琴
(大阪屋商報 2月20日号)

なんかすごいことになってます。この情報って、どれくらい把握されてるんだろう?

柄谷行人も新書を書くんだねえ。
http://d.hatena.ne.jp/elieli/20060215

柄谷は現在「at」に連載中だが、そう言えば柄谷には新書はないねぇ。
見田宗介の「社会学入門ー人間と社会の未来」は、「現代社会の理論」の更新版になるのだろうか?
現代社会の理論―情報化・消費化社会の現在と未来 (岩波新書)
ところでWeb書店で検索すると、見田(真木悠介)の「現代社会の存立構造」や「自我の起源」「人間解放の理論のために」などは入手不可となっているのだった。
う〜む。「見田宗介とその周辺」というブックフェアを企図しているのだが、elieliさんとこでやりませんか? 今時の若い人には、見田宗介は過去の人かなあ。「マキスト」と言って昔は熱烈なファンがいたもんだが……。
直系の弟子は、やはり大澤真幸ですかねぇ。橋爪大三郎立岩真也宮台真司佐藤俊樹北田暁大、(社会学ではないが)森岡正博あたりは傍流かな? 評論家筋では小坂修平竹田青嗣加藤典洋も。