ささやかに浅草でも「群れ」てみたい。

6月30日(土)に浅草・台東区民会館および「隅田川テラス」(隅田川・桜橋近辺)にてイベントを行います。

場所:台東区民会館〜隅田川テラス(隅田川沿岸)

料金:カンパ制

時間:15:00(14:30開場)〜20:00

中桐康介(釜ヶ崎トロールの会)×隅田の仲間達×ちろる(日雇い派遣労働者)×栗田隆子(フリーターズフリー組合員)×杉田俊介(フリーターズフリー組合員)×大澤信亮(フリーターズフリー組合員)

第一部:台東区民会館にてトーク、ビデオ上映他

内容

フリーターズフリーってなに?

隅田川のことについて

長居公園でのこと・これからのこと

グループトーク

などなど

第二部:宴

場所:隅田川テラス

時間:17:00〜20:00

●宴の前に、みんなで隅田川沿いを歩きながら隅田川での生活についてお話を聞きます。

隅田川テラスに着きましたら、ささやかに「宴」を開きます。持ち寄り大歓迎、手ぶらももちろん歓迎します。

★上記イベントに関する少し長めのご説明★


現在主に若年層を中心とした「フリーター」さらに「ネットカフェ難民」「ワンコールワーカー」「ワーキングプア」という言葉が生まれているように、「貧困」という身もふたもない現実が、ひたひたと生活に差し迫っています。アルバイトや派遣など不安定な求人しかない、過労死するほど身を削らなければ正社員になれない、将来の保障がまったくない… 言いようのない不安や閉塞感が若い世代をつつんでいます。
他方、公園で、駅で、そしてこの浅草・隅田川において野宿して暮らす人々がいます。小屋を建てて暮らす人、小屋を持たず夜毎寝場所を探してさまよう人。世間が「格差社会」を謳う何十年も前から、不安定で無保障な仕事や暮らしの中に置かれ野宿に至った彼らを、メディアはまた横文字の「ホームレス」と呼んでいます。
フリーター、ニートネットカフェ難民ワンコールワーカーワーキングプアそしてホームレス・・・etc,etcこんなうすっぺらい「横文字」で呼ばれる状況の奥底にどこか同じ「根」を感じるのはわたしだけでしょうか?
いえ、もう既にいろいろな場所でそのつながりを感じ、動き出している人々がいます。
そう、たとえば大阪・長居公園では、2004年にこんな呼びかけをおこなった「祭り」がありました。

「だから、ここで。
出会おう。新たに出会おう。もう一度出会いなおそう。

私たち‐たとえば野宿者、日雇い労働者、サラリーマン、学生、フリーター、派遣労働者、未成年、精神障がい者生活保護受給者、在日外国人etc…‐。私たちは、同じ時代を生きている。野宿者がしんどい生活を強いられ続ける理由と、フリーターの時給が上がらない理由は、そんなに違わない。野宿者が豊かな生活を勝ち取るためにやらなきゃいけないことと、フリーターが時給2000円を得るためにやらなきゃいけないことは、そんなに違わない。
だけど。私たちはお互いのことをまだよく知らない。
だから。

表現しよう。

野宿者を知っていますか。
私がなぜ野宿しているかを、アルミ缶集めの仕事を、エサ拾いを知っていますか。一人物陰で眠る不安を知っ
ていますか。どうやってテントを張るか、どのようにして追い出されるか知っていますか。私がどうして長居公園に流れ着いたか 知っていますか。役人の能面づらや愛想笑いを知っていますか。どんなときみじめな思いや悔しい思いをするか知っていますか。
あなたはどうですか。会社でつらいことはないですか。家族とうまくいっていますか。何でも話せる友人はい
ますか。最近楽しかったことは何ですか。

表現しよう。
生活のしんどさを。将来への不安を。理不尽な行政への怒りを。仲間と分かち合う喜びを。
それは私だけのものだ。私はあなたの知らないことを知っている。
話せばいい。歌えばいい。絵を画いてもいい。真剣に見つめればいい。誰も見ていなくてもいい。
私たちはお互いがのっぴきならないしんどさを抱えていることを知っているはずだ。
人には譲れない、だけど共有できる喜びを知っているはずだ。それを伝え合ったときに、出会ったときに、私たちは、私たちが感じているよりもずっと豊かだってことに気づくはずだ。

だから。
出会おう、隣人として。表現しよう、ニンゲンとして。
(2004年 長居大輪まつり〜夏まつり全員集合のメッセージより部分引用)」

2007年、ささやかに浅草でも「群れ」てみたい。そのようにして生まれた集まりです。
当日の飛び込みも大歓迎です。みなさまぜひ、お気軽にお越しください。
有限責任事業組合 フリーターズフリー(担当:栗田)
URL:http://www.freetersfree.org
mail:postmaster@freetersfree.org