★追加記述★

富柏村香港日剰」のブログが参考になったので、下記に引用させていただく。

加藤の乱」の時もし彼が数名の手勢だけでも離党して勝負に出れば恐らくは国民的なヒーローになり民主党との連立政権の首相も可なり、とH君。御意。だがそこまで大衆の動きを読み切れず。あくまで「宏池会」率いて自民党内でヘゲモ ニー握るといふ正攻法への拘りが敗因。逆に小泉三世あれを見て「そうか。これをやれば自民党で負けても総理になれる」と知つたのぢゃないか。だとすれば 「加藤の乱」こそが歴史的なメルクマール。あれが戦後民主主義にとつて最後のチャンス。それを逸し日本社会は「歴史の終わり」へと辿着く。鳥越俊太郎君は 後藤田先生の後継者は加藤紘一だ、と述べたさうだが勝とう君、首相になるチャンスはないかもしれぬが政治家である意味は限りなく大きいの鴨。但し、問題は 自民党のなかに加藤君の忠告など拝聴する輩がもはやおらぬことであらう。http://d.hatena.ne.jp/fookpaktsuen/20050929

加藤も自民党を割って出て、自分は宏地会だと言っている民主党の岡田と組んで新党を設立したらいいのではないかしら。そして民主党左派と社民党共産党の「左翼」が大同団結するという線はないのか?(ないだろうね)

姜尚中が「週刊 金曜日 no.569」に書いていたように、「戦後、日本の左翼は吉田茂の作った、この大きな舞台の上で動いていました。しかし、いまこの現実主義自体も変わらざるを得ない状況になっています。この上で踊ってきた左翼たちは、舞台装置自体作れていなかったことに、今になって気づき始めました。これは社民党の低迷、共産党の弱小化という形で表れています」と語り、末尾で「とりあえずの時間稼ぎが重要です。その意味でも、ウイングを広げ、”健全な保守”に期待することも必要かもしれません」と結ぶ。
毛沢東的に言えば「主要な敵」を見極めることが肝要だろうが、「主要な敵」を見誤ることもあるので、その辺が難しい。